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歴史のロマンをたどって 菊鹿町

柔和な表情の相良の千手観音。毎日、多くの人が参拝します


人々の願い受け止め700年 金色の観音様に多くの参拝者

本堂の前にある大きな香炉。ろうそくの火をいただき線香を上げます
 
忠臣蔵の様子を描いた板絵は江戸時代のもの。かつてこの地区のどこかで所有されていたもので、相良寺に寄贈されました


相良寺の91代目住職の千田晃彰さん
 
開運を願う福だるま。目を書いて家の中の西側においておくとご利益があるそうです。1個(小)1000円


 冬晴れに恵まれたその日、『吾平山・相良(あいら)寺』を訪ねました。「相良の観音様」として親しまれています。本堂に鎮座するのは、木彫りの座像としては国内最大級の「千手観音」です。救いを求める人たちのあらゆる苦しみを救うとされるその手は、まさに慈悲の象徴です。ご本尊はおよそ700年前に建立されたものらしく、30年に一度、金箔がかけなおされているそうです。
 同寺は今から約1200年前(平安時代)に開かれました。県内外から多くの人たちが祈願に訪れていますが、中でも、子授けや安産に霊験があると伝えられています。
 「祈願にみえられた方から、『無事、出産できました』『子どもが授かりました』といううれしい声が届くと、あらためて霊験があることを感じます」と91代目住職の千田晃彰(こうしょう)さん(56)。継承が91代目と聞いてその理由をうかがうと、「かつてこのあたりには、本堂を囲むようにお堂がたくさんあったそうで、それぞれの住職が回りまわって本堂の住職を継承したからだと思われます」といいます。
 参拝客たちが、千手観音に手を合わせる願いは今も昔も変わりません。3月15日(金)から18日(月)まで『春季大祭』が開かれます。


問い合わせ
■吾平山・相良寺
山鹿市菊鹿町相良370
TEL.0968(48)9144
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※各情報は掲載時のものです。料金や内容が変わっている場合もあります。
  あれんじ気まま旅
Vol.70(2013.2.16)掲載
古代城の鞠智城や相良(あいら)の観音様で知られる山鹿市菊鹿町。いにしえより脈々と受け継がれてきた歴史が息づく一方で、ワイン用のブドウの栽培が盛んだったりと、新しい風も感じます。その奥深い魅力に誘われ、町を巡ってみました。

文=福永和子 写真=森賢一(グラフ)
表紙=相良の観音様で知られる吾平山・相良寺の千手千眼観世菩薩



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