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光あふれる海辺の町 姫戸・龍ヶ岳


真っ直ぐ伸びる国道266号。ガードレールには、オレンジの反射板ならぬ、黄色いひまわりが!
交通量も少なく、見通しもいいので、快適なドライブが楽しめます

夢が詰まったカバンを持って 海に負けないきらめく笑顔

国道から少し入れば、家並みや商店が続くその奥に姫戸港がありました
 
姫戸町のメーンストリート。かつてのフェリー乗り場や、おみやげ物屋の跡など、昭和の香りが残るスポットも。近くに中学校や小学校があるので、子どもたちの姿も見受けられます


以前、仕事で中国に出張した時、中国人にも「トラサン」と言われたという堀口さん。今年は寅さんの姿で「パールラインマラソン」の4.2キロを完走。ランナーや沿道の観客100人以上とハイタッチしたそうです
   半袖に衣がえする季節。さわやかな風が吹くと、海辺の町に出かけたくなります。向かったのは上天草市姫戸町・龍ヶ岳町。松島から続く国道266号を進むと、見通しのいい湾岸道路が続きます。車窓からは、海と島影がおりなす群青色から深緑のグラデーションが映ります。おだやかな波音はいつ聞いても心を安らかにしてくれます。
 今回のプチ旅の目的のひとつが、「天草の寅さん」に会うこと。待ち合わせの小島公園に向かうと、頭に中折れ帽、手には革のカバン…と、あの見覚えのあるシルエットが近づいてきます。クリーム色の縞のスーツに身を包み、堤防を歩いてくる姿はスクリーンの寅さんそのまま。「よっ!」と手を挙げて笑顔を向けるその人は、まぎれもなく寅さんです。それに、顔の輪郭、眉の横にあるホクロまでそっくりです。
 「昔から母に『お前は寅さんに似ている』と言われててね。また、映画の中で寅さんがマドンナに振られるシーンは泣くに泣けない。自分自身にショックを受けていたんですよ(笑)」と、 “天草の寅さん”こと堀口巨介(きょすけ)さん(65)=姫戸町。
 「わたくし、生まれも育ちも葛飾柴又。帝釈天で産湯を使い、姓は車、名は寅次郎、人呼んでフーテンの寅と発します」
 「驚き、桃の木、山椒の木。ブリキにタヌキに蓄音機」
 「結構毛だらけ、猫灰だらけ。尻のまわりは…」
 独特の口上も寅さんと見間違うほどソックリです。繰り返し物まねを練習していたら、自然と声まで似てきたそうです。
「これからも、天草をコマーシャルしていきたいね〜。夢が詰まったカバンを持って〜、どこへでも行っちゃうよ」と、放浪の旅人・寅さんらしい締めくくり。堀口さんは、敬老会や福祉施設へボランティアで慰問するなど、天草を中心に活動。寅さんと同じように、人々に愛と笑いを届けています。
>> 2 姫戸の豊かな自然が育むブランド鶏・天草大王
※各情報は掲載時のものです。料金や内容が変わっている場合もあります。
  あれんじ気まま旅
Vol.51(2012.5.5)掲載
天草上島の東海岸に位置する姫戸・龍ヶ岳。あたたかな風を運ぶおだやかな波、新芽が吹きはじめた山々…。ゆったり静けさに包まれる海辺の町は、夏に向かって少しづつ準備をしているようです。

文=廣木よしこ 写真=内村友造(グラフ)
表紙=姫戸港に浮かぶ「小島公園」



光あふれる海辺の町 姫戸・龍ヶ岳
夢が詰まったカバンを持って 海に負けないきらめく笑顔
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