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美しいふるさと 初秋の蘇陽へ

約200mの岸壁が約10kmも続く、日本では珍しいU字型の渓谷『蘇陽峡』。紅葉シーズンには、多くの人が訪れます


自然の力強さに触れる壮大な蘇陽峡

舟の口水源を目の前にながめながらヤマメやマスなどを焼いて食べられます
 
“舟の口水源”は岩の割れ目や山肌から無数に水が湧きだし、『舟の口養魚場』ではマス釣りが楽しめます。水汲みのスポットとしても人気


「秋の紅葉と初夏のホタルは、見ものですよ」と舟の口養魚場の長谷野百子さん
   少し冷たさを増した秋風がクヌギの木立を駆け抜けると、サワサワと音を立てながら流れて行きます。風の道を教える音です。切り立つ200メートルもある岸壁の谷底をぬうように流れる五ケ瀬川の渓谷、“蘇陽峡”を一望できる長崎鼻展望台。深い渓谷からは豊富な水量をうかがわせる清流の轟音が遠くに響きます。 目線の先、遥か向こうには阿蘇の外輪山、九州山地の脊梁がパノラマに広がり、その壮大なスケールが九州のグランドキャニオンと呼ばれるゆえんなのでしょうか。圧巻です。あと一カ月もすれば、深い緑の山々は赤や黄色で紅葉の錦を織りなします。
 長崎鼻展望台から南、馬見原方面に向かう途中に“舟の口水源”の看板を見つけました。見落としてしまいそうな小さな看板。くねくねと曲がり狭い坂道を看板を頼りに下って行くと“舟の口養魚場”の駐車場があります。
 車を降り少しばかり歩くと、眼下にはあちこちの岩肌や山ひだから清冽な水が湧きだし、幾筋もの小さな滝が落ちてゆきます。その先に清水を集めるように、養魚場と食事処がたたずんでいます。
 生け簀(す)には透き通る清らな水で気持ちよさそうに群れをなして泳ぐヤマメやマス。釣り堀もあって、釣った魚は焼いて岩清水のせせらぎとともに味わえ、野趣に富む食事処です。

問い合わせ
■舟の口養魚場
上益城郡山都町上長崎
TEL.0967(83)0260 
営/10時〜17時 
休/不定
電話して訪問するのがおすすめ
>> 2 220有余年続く山里の祭事“仁瀬本神社神楽”
※各情報は掲載時のものです。料金や内容が変わっている場合もあります。
  あれんじ気まま旅
Vol.36(2011.9.17)掲載
阿蘇外輪山の南側の麓、宮崎県との県境に位置し、九州のほぼ中央にある上益城郡山都町の蘇陽地区。“九州のグランドキャ二オン”と呼ばれる壮大な蘇陽峡や、江戸時代のころより日向往還の宿場町として栄えた馬見原など、豊かな自然に寄り添いながら古き良き文化を守る山里を訪ねました。

文=北園佳代 写真=森賢一・内村友造(グラフ) 
表紙=山都町『仁瀬本神社』の鳥居と樹齢約800年の神木



美しいふるさと 初秋の蘇陽へ
1 自然の力強さに触れる壮大な蘇陽峡
2 220有余年続く山里の祭事“仁瀬本神社神楽”
3 日向往還宿場町「馬見原」往時の面影を残す商店街

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