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御所浦港に浮かぶ漁船。午前中にはもう漁を終えて、船はひと休み
 
烏峠展望所からのぞむ御所浦町の美しい島々
ゆりかごの海に流れる島時間 離島の島「御所浦」へ

藍色の海に浮かぶ島々 のどかな営みの中に包まれる古代ロマン
  御所浦港フェリーターミナル。島の大半は山々に覆われ、わずかな平地に港を囲むように家々が建ち並びます


 天草市倉岳町の棚底港からフェリーに乗り御所浦島へ。静かな海にプカリ、プカリと浮かぶ島を縫うように、船はゆっくりと進んで行きます。18島からなる御所浦町は、御所浦島、牧島、横浦島の3島が有人の島で、人口は3500人ほどです。それにしても海の美しさには息を呑みます。時折、すれ違う漁船が高いエンジン音を響かせ白波を鮮やかに描きながら通り過ぎます。
 好天に恵まれた6月。真っ青な空が海に映り深い藍色をたたえています。船の甲板(かんぱん)に出て、潮風を浴びながら眺める島々の風景。美しい島々に暮らす人たちのゆっくりとした営みを思うと、たとえどんなに便利でも、急(せ)いて流れる都会のリズムがさほどの意味を持たないことを感じるのです。
 さて、棚底港から45分余り、山々が幾重にも連なるすそのに御所浦島の御所浦港が見えてきました。赤い桟橋のすぐそばにはリアルな恐竜・ティラノサウルスの頭部のオブジェが鎮座し、港内の物産館の壁には「ようこそジオパーク御所浦へ」の看板。いよいよ古代ロマンの世界へ、なんだかインディ・ジョーンズになった気分です。


>> 2 釣ったばかりの魚と島の野菜 おいしい島の料理を味わいに
※各情報は掲載時のものです。料金や内容が変わっている場合もあります。
  あれんじ気まま旅
Vol.30(2011.6.18)掲載
穏やかな不知火海に浮かぶ、大小18の島々からなる天草市御所浦(ごしょうら)町。約1億年前の恐竜化石が発見されるなど、貴重な大地の遺産が残る町は、平成21年に日本ジオパークネットワーク地域にも認定されました。太古のロマンに思いをはせながら、離島ならではの美しい風景が息づく御所浦の旅をご紹介します。

文=北園佳代 写真=内村友造(グラフ)
表紙=天草市指定文化財・アコウの木陰でくつろぐ島の人たち(御所浦町牧島の牧本停留所にて)



ゆりかごの海に流れる島時間 離島の島「御所浦」へ
1:藍色の海に浮かぶ島々 のどかな営みの中に 包まれる古代ロマン
2:釣ったばかりの魚と島の野菜 おいしい島の料理を味わいに
3:とんとこ漁、伝馬船、 島に伝わる文化を訪ねて
3:わくわくの恐竜の島 手軽に化石発掘体験も

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