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阿蘇神社は全国的にも珍しい横参道。参道の南に阿蘇火口が位置し、北には国造神社が位置するとも言われています
  すがすがしき朝 清澄なる時間を遊ぶ 一の宮町

謡曲高砂の松にちなんだ、縁結びの松として多くの人が訪れます。男性は左より2回、女性は右より2回まわるとご利益があるとか。お間違えのないように

謡曲高砂の松にちなんだ、縁結びの松として多くの人が訪れます。男性は左より2回、女性は右より2回まわるとご利益があるとか。お間違えのないように

朝日を仰ぎ荘厳に立ちすくむ 「楼門」の雄姿に心高鳴る
 

阿蘇神社の楼門は、神社では珍しい仏閣の様式で建てられた二層楼山門式と呼ばれるもの。威風堂々としたたたずまいは、日本三大楼門に数えられます
拝殿の右手にある願かけ石。
願いを唱えてから、石を3回なでます


 まだ夜が明けきらぬ時間。吐く息は白く外気が冷え冷えとしていながらも、次第に空は群青から浅葱(あさぎ)色へ。阿蘇・中岳の山々の稜線がオレンジに縁取られると、日本三大楼門に数えられる高さ18mもある二層式の楼門に光が降り注ぎ、勇壮な姿を見せます。
 朝もやの中で神々しさを放ち、朝日が昇るわずかな時間に見せるその光景はなんとも幻想的です。楼門の屋根に降りた霜が静かに溶けだし、まばゆい「雫」となって落ちてゆきます。
 “みそぎの雫”とばかりにあびて、拝殿へ。阿蘇神社の奥には江戸末期に再建された、一の神殿、二の神殿、三の神殿があり、楼門、神幸門、還御門と並び、国重要文化財に指定されています。近所の人たちでしょうか、早朝にもかかわらず柏手(かしわで)を叩き手を合わせていました。
 普段は静かな境内ですが、正月ともなれば様子も一変。毎年三が日は約7〜8万人が足を運ぶそうで、境内では甘酒が振る舞われ新年の喜びを分かち合います。
 パワースポットとして注目されているのが、拝殿の右手にある“願かけ石”。古代より神石として伝承保存されてきたそうですが、いつしか参拝者たちは石に触れながら願い事を唱えるようになったそうです。早速、願いごとを心に唱え三回石をなでてみます。何だか力が湧いてきて、とても良いことが起きそうな予感に包まれるから不思議です。


>> 2 昭和の情緒が香り立つ古道具屋とカフェ
※各情報は掲載時のものです。料金や内容が変わっている場合もあります。
  あれんじ気まま旅 IN KUMAMOTO
Vol.19(2010.12.25)掲載
古来より守り神として阿蘇神社を崇め、ともに歴史と文化を育んできた一の宮町(阿蘇市)。町を歩けばあちらこちらにこんこんと清らかな水が湧きいでています。古き良き風景を今に残す門前町を、ぶらりと歩いてみました。

文=北園佳代 写真=森賢一(グラフ) 
表紙ロケ地=滝室(たきむろ)坂にて(阿蘇市一の宮町坂梨)



すがすがしき朝 清澄なる時間を遊ぶ 一の宮町
1 朝日を仰ぎ荘厳に 立ちすくむ 「楼門」の雄姿に心高鳴る
2 昭和の情緒が香り立つ 古道具屋とカフェ
3 門前町の水基を巡れば うまかもんと 温かな人情に満ち足りて

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