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ゆっくり、たっぷりと溶けて 宇土半島旅ごころ

御輿来(おこしき)海岸近くの桟橋。静かにただよう波をしばし眺めているだけで心がなごんできます
 
列車がガタゴトと走っていきます。網田駅の風情もまたいいものです


のどかな“海べた”の風情に身も心も洗われる思い
 宇土半島の海岸線を走るJR三角線。単線のレールの上を列車がガタゴトと走り抜けていきます。ペットボトルで作った風車が畑の中で回って、初冬の日溜まりの中で猫がうたた寝。狭い路地を軽快に自転車をこぐおばちゃんの吐く息も白く、野菜畑のダイコンの葉に朝露が宿っています。
 そんな普通の日常の気配がなんとも優しく伝わってくる宇土市網田(おうだ)界隈。
 少し歩けば海はすぐそこです。桟橋に立てば、カモメが数羽キィーと鳴いて旋回したかと思うと、海岸では数人の初老の男性が何を語るわけでもなく海を見つめていました。かつて、この有明の海に船をこぎ出し漁を営んでいらしたのでしょうか、まなざしの向け方に海を愛する思いが伝わってくるようでした。
 いつもは通り過ぎていた場所を、こうやって脇道へそれて入っていくと、民家の軒先の生活感も旅情を誘うから不思議です。


>> 2 幻の『網田焼』のルーツを訪ねて
※各情報は掲載時のものです。料金や内容が変わっている場合もあります。
  あれんじ気まま旅 IN KUMAMOTO
Vol.17(2010.12.04)掲載
豊かな有明の海と山々に恵まれた宇土半島。城下町であった名残をとどめる史跡や名物も多くあります。国道3号・57号を走りながら目に映るだけの宇土ではなく、旅ごころを抱いて一日この町を歩いてみればステキなときめきが待っていました。

文=廣木よしこ 写真=森賢一(グラフ) 
表紙ロケ地=JR三角線・辺田目踏切りにて(宇土市網田町)



ゆっくり、たっぷりと溶けて 宇土半島旅ごころ
1 のどかな“海べた”の風情に 身も心も洗われる思い
2 幻の『網田焼』の ルーツを訪ねて
3 伝統的祭りが根付く 宇土のユニークな 『甘酒まつり』12月12日(日)、 にぎやかに
4 オシャレな隠れ家的スポットと 地元で愛されるグルメ

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