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澄みわたる青空の下五月鯉が飛ぶ、跳ねる 杖立  

春雨に煙る八千代座。赤い提灯の列が黒い瓦に映える



豊前街道をそぞろ歩けば、いろんな出会いがある
気軽に楽しめる『湯の端公園』の『あし湯』   文化元年(1804)建造と伝わるエキゾチックな金剛乗寺の石門


大正14年建造の洋館『山鹿灯籠民芸館』では灯籠作品や絵画を展示
 
八千代座近くの道端で柔らかくほほえむ田の神様


古びた柱の影に骨董の塗り椀などが並ぶ『桟敷茶屋』

『タオ珈琲』では“蜂醤チキンパイ”なども人気   青森りんごを半分使った『タオ珈琲』の自家製アップルパイは、コーヒーとセットで780円


 平安時代、すでにいで湯の里として知られていた山鹿。中心部を南北に走る豊前街道は、熊本城下から小倉へ続く参勤交代の道でした。華やかなりし頃の宿場町の風情が今もあちこちに残っており、その街道に沿って、春の花曇りの一日、散策してみました。
 旅の起点は、八千代座。豊前街道から少し入った場所にあるその建物は、往時の街衆の心意気を受け継ぎ、現役の劇場としての堂々たる姿です。門前には、その風情に似合う魅力的なお店も軒を並べます。ガラス越しに骨董の器が垣間見える『桟敷茶屋』も、そんな一軒でした。
 しばし歩いていると、花冷えの空から霧のような春雨が……。白壁と格子戸の対象が美しい山鹿の街並みに、春の雨がなんとも似合います。春雨にしっとりと濡れてそぞろ歩くのもまたいいものです。
 再び豊前街道に戻ると、どこからともなく豊かな珈琲の香りが漂ってきました。ならばと、雨宿りは『タオ珈琲』へ。ここは約9年前、八千代座を囲む街の賑わい作りに一役買おうと開かれたお店です。山鹿の街をイメージした同店のオリジナルブレンドコーヒー『つどい街道』で一息。
 心も体も芯からじんわり温まると、優しい山鹿の街の気配にゆっくりと溶けていきそうな気がしました。


問い合わせ
■桟敷茶屋
山鹿市山鹿1505-2
TEL0968-44-8221 
営/9:00~18:00 休/水曜

■タオ珈琲
山鹿市山鹿1465
TEL0968-44-8558
営/10:00~23:00(OS22:30)  休/無休
http://www.tao.co.jp/
>> 2 山鹿にはイケメン多し。古き文化の香りを受け継ぐ若者たち
※各情報は掲載時のものです。料金や内容が変わっている場合もあります。
  あれんじ気まま旅 IN KUMAMOTO
Vol.1(2010.4.3)掲載
たっぷりと丸一日、山鹿を歩いてみました。豊前街道を中心に、ときには横道に入ってみたり、行き交う人と挨拶をしたり。すると、山鹿の魅力が足元からじんわりと伝わってくるのです。せわしない日常では決して感じることのできない風情と人情。山鹿には、どんなときにも変わらない、静かなリズムが流れています。



表紙撮影場所=豊前街道(菊池川近く)



春雨に誘われて、ゆるりぶらりと、 山鹿・豊前街道を行く 山鹿
豊前街道をそぞろ歩けば、いろんな出会いがある
山鹿にはイケメン多し。 古き文化の香りを受け継ぐ若者たち
街道に漂う山鹿の風情。 時が刻んだ情緒を感じながら歩く

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