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(4)海に浮かぶコテージと名物ちゃんぽん

(4)海に浮かぶコテージと名物ちゃんぽん

2018年6月2日
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バーベキューや磯遊び、釣りや星空観察など、思い思いに楽しめる「河浦海上コテージ」

小島集落の入り江に浮かぶ「河浦海上コテージ」は、思い思いに天草の自然を満喫できるスポットです。移動手段は船のみ。無人島に隣接するロケーションも人気で、夏は多くの家族連れでにぎわいます。

そのコテージを眺める場所にある、国道389号沿いの「EAT730(ナザレ)」は、「ねぎちゃんぽん」が名物のお店。煮干しやカツオ節、天草大王のだしをベースに醤油味で仕上げたスープはまろやかでコク深く、後を引くおいしさです。季節のかんきつ類を搾って食べるとあっさりとした味わいに変化し、最後の一滴まで飲み干してしまうおいしさです。

名物の「ねぎちゃんぽん」(700円)は、魚介ベースのあっさり味です =「EAT730」

ところで店内には、ピアノやパーカッション、ドラムなどの楽器がいっぱい。聞けば、店主の小林欣治さん(65)は、十数年前まで大阪でバンドボーイをしていたそうです。

「音楽好きのお客さんが来ると、セッションを楽しんだりもしています」。そう言うと、おもむろにカホン(ペルー発祥の箱型打楽器)を取り出し、海辺で軽快なリズムを奏でてくれました。波のさざめきや木の葉がこすれる音までもメロディーとなって聞こえてくるから不思議です。

ランチタイムも一息ついて、カホンと呼ばれる打楽器を奏でる「EAT730」の店主の小林欣治さん

この旅の最後に、「轟橋(とどろばし)」を訪れました。石橋の近くには天草・島原の乱後の天草を治め、名代官と慕われる鈴木重成をまつった「鈴木塚」があります。そこには、この島にあふれる祈りと感謝の心を感じます。そして木漏れ日の中を渡るようにして、優しい風が頬をなでていきました。

1914(大正3)年に造られた「轟橋」は天草有数の石橋のひとつです

河浦海上コテージ


受付は「天然温泉愛夢里」

 

EAT730&屋台Barきんじ

 

河浦町の旅のおみやげ「﨑津の魚介を使った干物」

﨑津漁港のすぐそばにある天草漁協﨑津支所直営の「きんつ市場」には複数のお店の干物が並びます。店ごとに味付けも異なるので、お気に入りを見つけてみるのもいいでしょう。ヒオウギガイを炭火焼きで味わうこともできるほか、周遊クルージングの受付も。

左からミシマとキスとアジ、サバ500円〜。ほかにもさまざまな店の干物があるので、複数買って食べ比べを楽しむのもオツです

左から天草漁協﨑津支所の濱清生さん(43)、蓑田修司さん(43)、「きんつ市場」の吉田文彦さん(60)

きんつ市場

 

旅の終わりに・・・

世界遺産登録に向けて沸く﨑津の日中は観光客でにぎわいますが、朝夕は静かな港町の日常を取り戻します。天草の大江地区に育った私は、漁師の民家がひしめき合う﨑津のにぎわいが大好きでした。海からの風や匂いが、遠い日の思い出を連れてきます。