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(3)河浦は癒やしスポットの宝庫。風土を生かした化粧品も

(3)河浦は癒やしスポットの宝庫。風土を生かした化粧品も

2018年6月2日
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ジャンボ獅子頭。揺らめく尾びれは艶やかな着物をまとった踊り子の衣装のようで、見とれてしまいます

一町田地区の「山口屋旅館」の裏手にある「下田金魚店」には県内外から金魚ファンが訪れます。店主の下田貴久さん(40)は中学時代から金魚を飼い始め、35歳の時には九州の品評会で優勝したという経歴の持ち主。趣味が高じて始めた店には水槽が所狭しと並びます。その中には、体長30センチほどのジャンボ獅子頭や、らんちゅう、土佐錦など、愛好家がうらやむような金魚が泳いでいます。大きな尾びれを揺らせて泳ぐさまに、心が癒やされます。

陸ガメのジンパチとタツキチを手にほほえむ下田貴久さん。大きく育てて、界わいを散歩させるのが目標だとか

「実はね、もっと癒やされる場所があるんですよ」と下田さんが連れて行ってくれた場所が「一町田八幡宮」。現在地に移築されておよそ100年を迎える一町田地区の氏神様です。すがすがしい森林の香りに満ちた境内に立つと、心が洗われるようです。

「子どものころは拝殿の下に潜り込んで遊んでいました。息子たちもここが大好き。朔日(ついたち)・十五日参りや虫追い祭りはもちろん、大寒の早朝に行われる寒詣にも毎年、親子4代で参加しています」と下田さん。

一町田地区には、古くから伝わる虫追い祭りなどが続いており、神社を中心とした地域のつながりが深く根付いているようです。

毎年7月の第3日曜に行われる「虫追い祭り」。5色の吹き流しを掲げた行列が河原を歩く様子は、天草の夏の風物詩でもあります(資料写真)

緑の木立が心地いい一町田八幡宮の境内。江戸時代、一町田川沿いに創建されましたが水害が多かったことから、大正9年に現在の地に移りました

下田金魚店

 

西平椿公園(天草町)の椿油を使ったオシャレなコスメ

河浦町ならではの物づくりがあります。矢筈岳の麓にある「アマケンテック」では、西平椿公園(天草町)の椿油を使ったオシャレなコスメが作られています。不純物を取り除いた椿油で作るスキンケアオイルやヘアオイル、ハンドクリームは肌によくなじみ、ベタつきません。

椿油を使ったハンドクリーム。奥は無香、左イランイラン、右グレープフルーツ、手前ローズマリー(各1404円)。販売は、お問い合わせ先のサイトで。またNEWTRAL(熊本市東区長嶺南)でも販売

西平椿公園の椿油を使ったプレミアムオイル(左2880円)とヘアオイル(右2160円)。販売は、お問い合わせ先のサイトで。またNEWTRAL(熊本市東区長嶺南)でも販売

「天草の椿油の良さを伝えたいという気持ちで取り組み始めた化粧品ですが、製造・販売を通じて気づく、天草の魅力もありました。生産者から後継者不足のお悩みも聞いており、今後は栽培の面でもお手伝いしていけたらと考えています」と、取締役の米田揚昌さん(42)。

アマケンテックの米田揚昌さん(42)

アマケンテック