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(2)美人親娘が営む民宿 コスプレ姿で子守唄

山小屋定食(1100円)

(2)美人親娘が営む民宿 コスプレ姿で子守唄

2017年11月4日
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静かな竹の川地区にたたずむログハウス風の民宿兼食事処「ロッジ山小屋」=国道445号沿い

「正調五木の子守唄」を聞かせてくれる店があると聞いて、竹の川地区にある民宿兼お食事処「ロッジ山小屋」を訪ねました。

1階の食事処で笑顔で出迎えてくれたのは、田中加代子さん(57)と娘の東 友美さん(29)。アットホームな雰囲気のこの店には、常連客や観光客が多くやってきます。そこで加代子さんが11年前、観光客をもてなそうと始めたのが、昭和初期のコスプレ姿で歌う子守唄でした。

田中加代子さん(右)と娘の東 友美さん

「この村には、山や川がくれる宝物がたくさんありますが、私にとっては子守唄も宝のひとつ。子供の頃、母や祖母が聞かせてくれた大好きな子守唄が、お客さまのもてなしになればと思って」と、加代子さん。

かすりの着物を着て、背中に赤ん坊の人形を背負い、頭に手ぬぐいを巻いた姿で加世子さんが登場すると店内に拍手がわきます。

「背中の人形は福岡からいらしたお客さまが、端切れで作ってプレゼントしてくれたんです。以前は金髪の人形を使いよったけん、あんまりだと思われたっでしょうね(笑)」と加代子さん

築100年超える茶工場を夫婦で改装したという食事処。大きな梁が歴史を物語ります

ヤマメや鹿のカツ、かずら豆腐などが並ぶ山小屋定食(1100円)。五木の名物おばあちゃん作の煮しめはホッとする味わい

友美さんが毎朝、五木産のそば粉で打つ五木そば。和食料理人でもある父から直伝されたものだそう

店の裏手には梶原川が流れ、川のせせらぎをBGMに響く加代子さんの子守唄は、またひと味違う情緒があります。五木村に伝わる子守唄には、歌い手のそれぞれの心情が深く宿っている気がします。

加代子さんのこうしたもてなしが評判を呼び、店は県内外から観光客が訪れるスポットになっています。

店の裏手を流れるのは梶原川。雨上がりですが、濁りもなく川底の石が見て取れるほどの透明度です

五木の子守唄祭

11月11日(土)・12日(日)
場所/「五木源(ごきげん)パーク」
「五木の子守唄保存会」や、地元の小、中学生による子守唄披露のほか、地元に伝わる踊りやジャンボ鍋による豚汁の振る舞いなど、盛りだくさんの2日間が予定されています。

【お問い合わせ】五木の子守唄祭実行委員会事務局(五木村ふるさと振興課内)

「五木の子守唄祭」では、ジャンボ鍋で作る豚汁など各種団体の振る舞いが行われます=資料写真

五木の子守唄をはじめ、五木に伝わるさまざまな郷土芸能も披露されます=資料写真

ロッジ山小屋