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(2)町のシンボル国重文・江藤家住宅 地震で被災、7年かけ修復工事中

(2)町のシンボル国重文・江藤家住宅 地震で被災、7年かけ修復工事中

2017年10月7日
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修復が待たれる江藤家=資料写真

江戸期の名残が点在する大津町。瀬田神社から西へ数キロ、車を走らせると、国指定重要文化財「江藤家住宅」(同町陣内)があります。しかし、熊本地震で被災、現在は修復工事中で、残念ながら見ることはできません。

江藤家は江戸時代の豪農で武士格を与えられた熊本でも指折りの大地主でした。文政13(1830)年築の主屋は建て坪196坪(約647平方メートル)、23部屋。庭園など含めた敷地の総面積は6272平方メートルの豪邸です。昨年度から文化庁の補助事業により、7年計画で修復が進んでいます。

大津町教育委員会教育部生涯学習課の芹川和也係長(44)は「解体・修復作業の過程で、江藤家や町の歴史に関する新たな発見があるかもしれません。町の宝、地域のシンボルとして生まれ変わる日を楽しみにしていて下さい」といいます。

「江藤家は、町や地域の財産です」と話す大津町教育委員会の芹川和也係長

さて大津町の特産品といえばカライモです。畑には、今年もたくさんのカライモが実を太らせています。

そもそも大津町にカライモが伝わったのは、200年以上も前のこと。阿蘇の火山灰を含む土壌がカライモの栽培に適していたことから、食用として作られていきました。

1930年代、同町にカライモからアルコールを作る工場が進出すると、作付面積が一気に増えました。

工場がなくなってもカライモは作り続けられ、今ではこの町を代表する特産品になりました。

カライモ畑の脇や土手に煙突のようなものが立っているのをよく目にします。これはカライモの貯蔵庫です。熊本地震では、この貯蔵庫の7割以上が損壊するなどの被害を受けましたが、生産者の皆さんは互いに助け合いながら、例年並みの収穫量を上げました。

阿蘇を望むカライモ畑。大津町ではよく目にする光景です

大津町生涯学習センターで見つけたカライモのオブジェ「からいも3きょうだい」

11月12日(日)には、午前10時から本田技研工業熊本製作所内総合グラウンドで「第29回からいもフェスティバル」が開催されます。

「大津町のカライモは、日本一。シンプルに焼き芋にして食べるのが一番うまい!」と太鼓判を押すのは、「からいもフェスティバル実行委員会(明日の観光大津を創る会)」運営本部長の本田昌則さん(63)です。

本田さんは、フェスティバルの実行委員や大津町商業観光課などと連携しながら、からいもフェスティバルの準備に大忙し。当日は、カライモ掘り体験や、カライモ料理、楽しいステージなど、家族で一日中楽しめるイベント作りに知恵を絞っています。

「みんなが協力し合ってフェスティバルを盛り上げていきたい」と話す実行委員会運営本部長の本田昌則さん(右)と大津町商業観光課の桐原智之さん(32)

毎年大人気の「からいも堀り大会」。「からいもオーナー」以外の方は先着順なので早めのご来場を!=資料写真

子どもミニバイク教室やステージ発表、食のブースなど、いろんなイベントが目白押しです=資料写真

第29回からいもフェスティバル inおおづ開催

からいも堀り大会や、食、イベントコーナー、絵手紙コンテストなど盛りだくさんのフェスティバルです。

日時/11月12日(日)10時~15時半(小雨決行)
場所/本田技研工業熊本製作所内総合グラウンド、
HSR九州、カライモ畑
お問い合わせ/からいもフェスティバル実行委員会
(明日の観光大津を創る会)
TEL.096-294-2877
※当日は江藤家住宅も一般公開しています。(10時〜15時半)