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(1)復興めざし少しずつ着実に 再び、西原村の春を訪ねて

米田雄希さん(左)と小城要一郎さん

(1)復興めざし少しずつ着実に 再び、西原村の春を訪ねて

2017年4月15日
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2016年4月16日号あれんじ特集「西原村」

2回目の震度7の本震が襲った昨年4月16日(土)の朝。あの日、本来ならば、西原村の人たちは、故郷の風景や村の人たちの笑顔が掲載された、楽しい記事を目にするはずでした。

それは、あれんじの特集で、西原村が紹介されていたからです。

昨年、西原村でのあれんじの取材が行われたのは地震発生前の3月のこと。やわらかな春が兆し始めていたころでした。こうして今、春風を感じると、あの取材で出会ったみなさんの、温かい笑顔が浮かんできます。

1年前に出会った、
西原村のあのころのみなさんの笑顔

「みきちゃん万十」の廣瀬みき代さん(77)が、「ぬくなったら(暖かくなったら)、土手に咲くよもぎば取りにいかやん」と、春が待ち遠しいとばかりにほほ笑んだことを覚えています。しかし、みき代さんの厨房は地震で全壊し、休業をやむなくされました。それでも現在みき代さんは、とても元気だと聞いて安心しています。

廣瀬みき代さん

跡継ぎの孝行息子が自慢だと言った、トマト農家の永田さん一家の笑顔。自動車工場を経営する、音楽好きの久保田誠さん(47)の優しいまなざし。NPO法人・就労支援施設「たんぽぽハウス」のみなさんの明るい笑い声。

永田さん一家。左から長男の暁洋(あきひろ)さん(31)、母の絹子さん(56)、父の悦郎さん(61)

久保田誠さん(左)と妻の和美さん(37)

たんぽぽハウスのみなさん。左から廣瀬るみ子さん(47)、施設長の上村加代子さん(60)、久保田裕則さん(48)

落花生豆腐を販売する「楽や」の小城要一郎さん(41)と、落花生を育てる米田雄希さん(29)の兄弟のような仲の良さ。門出地区で「慈雲寺」の住職を務めている工藤誠修(しげのぶ)さん(37)のおだやかな顔。同地区で“みんなのおばちゃん”と慕われる「山下百貨店」の山下芙蓉子さん(75)の親しみのある笑顔。

米田雄希さん(左)と小城要一郎さん

「慈雲寺」の工藤誠修さん

山下芙蓉子さん

あれからの1年は、みなさんにとってさまざまな苦労を重ねた時間だったことでしょう。それでもあの日に出会ったたくさんの笑顔は、今も西原村を明るく照らしていることだと思います。

そして再びあれんじは、前を向いて復興へと結束する西原村を訪ねました。