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(3)94歳!日本最高齢の駅長さんは毎日大忙し

販売されている土産物もほとんどが幸さんの手作り

(3)94歳!日本最高齢の駅長さんは毎日大忙し

2017年2月18日
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記念撮影と握手を求める人の行列に、笑顔で応える名誉駅長・下田幸さん

日本最高齢の駅長として、地域に元気を届ける女性がいます。くま川鉄道の「川村駅」で名誉駅長を務める下田幸さん(94)。観光列車「田園シンフォニー」の運行に合わせ、無人駅の川村駅で乗客をもてなす「おもてなしべっぴん隊」の“看板娘”として活動を続けています。

くま川鉄道からのオファーに合わせて毎週金曜~月曜に孫の奥山美保さん(37)や永田ヤス子さん(80)らとともにホームで出迎え、相良茶の試飲や手作りの土産物の販売などをしており、今では幸さんに会うために訪れるファンもいるほどです。

後列左から奥山美保さん、永田ヤス子さん、坂上芳子さん(80)、岩本テルミさん(75)、奥山明美さん(64)。前列下田幸さん

この日は時折、雪がちらつく寒い日でしたが、田園シンフォニーの到着時間が近づくと羽織っていたストールを手早くたたみ、シャキッと背筋を伸ばしてホーム中央の定位置にスタンバイ。列車の到着と同時にカメラを手にした観光客が、幸さんの周りに押し寄せ、約3分の停車時間は大忙しです。

普段はひっそりとした無人駅の川村駅

列車の到着に合わせてスタンバイする「おもてなしべっぴん隊」

列車が着くと同時に、幸さんの周りにはたちまち人だかりができていました

この日は外国からの観光客も。四季折々の装いで出迎えるおもてなしべっぴん隊は、海外からのお客様にも人気です

2014年の開業以来、冠婚葬祭で休んだ1日以外は皆勤しているという幸さんに、元気の秘訣を尋ねると「ここでみんなとお茶を飲んで、いろんな人に会うことですね。あとは好きな時に好きなものを食べること。楽しいのが一番よ」と笑います。

孫の美保さんに「お地蔵さんのみゆきちゃん」と話しかけられ、にっこり笑う幸さん。なんともキュートです

駅に飾られた“さげもん”は、幸さんらが手作りしました

和布を使った針山やブローチなど、販売されている土産物もほとんどが幸さんの手作りというから驚きです

※田園シンフォニーは3月4日から土・日曜、祝日のみの運行に変更